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11月2日



や、結局仙台の話しだけで10月終わっちゃいましたけど。

いやー、残念。 自分の不甲斐なさが残念だね。
更新3回て。 最低記録じゃないのかね。
特に何があったわけでもないけど、自己満足が8割を支配する駄文なんだから書こうと思えば書けた訳ですよ。
今までもっとやる気の無かった時はあった筈で、その時でももう少しは更新してたんですよ。
何で書かないかな俺ー、なんて反省したりもするんだけど、先月俺が何をしていたかを思い出してみるとですよ、ああ、俺エロゲーやってたわ!なんて身も蓋も無い記憶が思い出されたりして救いようが無さそうなので忘れようと思う。

それだけで1ヶ月は過ぎねえよ!と思ったので、じゃあ記憶を上塗りできるようなインテリジェンスな事でアバンギャルドで豪快な出来事は無かったかと思い出してみるとですよ。
ああ、小説ずっと読んでたわ!と中々インテリジェンスな俺を思い出せたので、よしよしこれで駄文を進めようじゃないかと読んでいた本を手元に手繰り寄せてみればね、そこには「涼宮ハルヒの憂鬱」とか書いてあって、その周りには「溜息」とか「退屈」とか「消失」とか「暴走」とか「動揺」とか書いてあるのが見つかっちゃって。
こりゃあ駄目だわー。なんてちょっと落ち込んだりしそうだったので、これも忘れようと思う。

いやいや、そんな1ヵ月を過ごすような俺じゃないだろ!
もっと人に羨望の眼差しを受けるような、話して聞かせただけで相手に「大好き……」って告白されちゃうようなそんな魅力溢れる10月を過ごしてる筈なんですよ俺は。
違う違う、エロゲとかライトノベルとかそんなもんは俺の手にかかれば2時間程度で全て頭に入れられる程度の瑣末な出来事でしかないですよ。
後30日と22時間分、俺は人に自慢と思われちゃうから敢えて言わないような生活を送っていた筈。

そうそう、10月って言ったらアレね。 アニメ改変期。
秋っつったらアニメが気合入れる季節だからね、これは俺も気合いれてチェックしていかないといけない大事な時期なんですよ。
いいのよ、これが俺の知的欲求の大半だから。
気合入れてチェックしましたよー。
スケジュール帳開いて万全の態勢で1週間全てをワクワクで過ごせるように考え抜きましたよ。
数時間かけて、よしこれだ!と満足のいくスケジューリングをして10月を迎えてみればですよ。
何かもう惨敗気分でなー……。
今となってはワクワクして待ってる番組が特に1つも無い状態になっちゃいました。
「カイジ」も「もやしもん」もアニメにしたから何だっつー話しだしなぁ。
カラーで良かったね程度のもんで話し自体はとても面白いのが分かってるので見るは見るんだけどー、読み尽くしてるしなー。
期待していた「げんしけん2」は人気出たから調子乗っちゃったのか監督さんの腕不足か、丁度中だるみの部分の話しだからなのか、どーものめり込めない。
斑目活躍しないし。

秋に期待してたのに、春夏と「大きく振りかぶって」と「怪」みたいな大当たりを引いちゃってたからかなー。
どーもここらと比べちゃうと俺には合わなくてガックリなんですよね。
あ、10月の俺、駄目駄目だ。

その他にもちょびっと落ち込むような事があったりして、動いたら動いただけスコップからショベルカーに乗り換えた位の墓穴掘りっぷりを感じたので、反省しきりな月末でしたよ。
もう今年の俺は「水曜どうでしょう」と「金八先生」だけをオアシスに過ごしていかねばならんだろうと思う次第でございますわ。




BBSにスレを立てるほどじゃないので駄文で書いてみるシリーズ。

日本茶なんて物に茶葉以外の金を払うなんざおかしな話しだぜえと思って過ごしてきた俺なんですが、最近何故かお気に入りで飲んでいるのが「綾鷹」です。
ここのHP(funの所)にKAMONを作成できるのを発見しまして面白そうだったのでやってみましたよ。
名前と生年月日を入れるだけで作ってもらえます。

俺のは、



【笹竹】 笹竹紋のあなたはとにかく真っ直ぐな心の持ち主。
周りの変化に流されることもなく、ひたすら目的を果たす能力があります。
仕事もプライベートも安定した地盤さえあれば、予想以上の能力を発揮するはずです。
多少、熱しやすく冷めやすいのが難点ですが、曲がることなくそのまま、真っ直ぐ進んでください。



ということでした。
竹かー、書いてあることはありがたいんだけど、何か地味やね。
愛とか勝とかたくさんあるらしいので、そこらへんの力強いのを期待してたんだがー!




11月7日



ココ最近の検定ブーム。
調べてみるとたくさんの検定がありますね。
ご当地検定と呼ばれている都市にまつわる試験や、歴史、鉄道、ゲーム、たこ、いか、かに、コーヒー、少しでもジャンルで分かれる物なら結構細かく試験が作られていたりするようです。
役に立つもの立たないもの関係なく好きな事への知識欲を刺激されるのは中々熱い事だと思います。
常々俺も何かやってみたいと思っていたんですよ。
神奈川出身だから、かながわ検定とかいいよなー。





さて、皆さん。


アニメ検定を知っているかい?


アニメ検定!
アニメの検定!
全国総合アニメ文化知識検定!
なに、その現代視覚文化研究会みたいな名前!
略せば「ぜんあけん」言いにくっ!
そう、そうよ。 これが今まで無かったのがおかしいでしょ。
アニメは日本の最高輸出商品ですよ! 誇って良い最強コンテンツなのですよ!
こんな素晴らしい文化を支えているオタクに検定が今まで無かったのがおかしいよね!

こんなものが開催されるとあっては、調べないわけにはいきません。
早速検索をかけてHPに行ってみましたよ。
そこには5級から3級に難易度が分かれた試験を11月23日に行うと書いてありました。
2級1級もありますが、2級は3級合格が、1級は2級合格が受験条件なので今回は受験できないようです。

5級 ビギナーファン級
アニメやゲームを愛好する一般のファンや、初心者向けの等級です。「海外への進出」など4級以上で要求される専門分野の問題はありません。アニメクイズに近いレベルからの出題となります。

4級 ノーマルファン級
アニメを鑑賞するだけでなく、内容やクリエーターに対して研究や考察を行うファンに向けた等級です。作品についてだけでなく、アニメに関する全般的な知識を問います。主に高校生以上の方を対象としています。

3級 スーパーファン級
メジャー・マイナーを問わずアニメ作品を鑑賞し、クリエーターを含めた業界に関わる広い知識を持つ方に向けた等級です。アニメ関連産業や海外への展開、日本以外のアニメなど、多岐に渡る知識を試験します。


難易度はこういうことらしいです。
うーん、俺はどこだろう。
4級の説明で「主に高校生以上の方を対象としています。」なんて書いてあるからね。
心は中3身体はおっさんな俺としてはこれ以上を目指さねばならぬところだろうか。
しかし3級となると「クリエーターを含めた業界に関わる広い知識を持つ方に向けた」なんて書いてある。
つまり監督とかアニメーターに関する問題も出てくるって事ですね。
こうなるといきなり難しくなるよなー。

試験は4択なので、あやふやな問題も消去法で結構いけそうな気がするんですよ。
問題が分からなくても回答から逆に考えていけば答えに辿り付けますから。
少なくとも2択までは持っていけるから、そう考えると結構答えられると思う。
ただ合格圏内に入れるかに自信が無い。
2択全外ししたらもう目も当てらんない。

HPに模擬問題があったので参考にやってみました。


3級
東京ムービーを設立した藤岡豊がその前に所属していた会社は?

A:劇団ひとみ座 B:文学座 C:大映 D:TBS



じぇーんじぇーんわーかりーませーん。

誰だよ、ゴメン、知りません。
いや、名前は何となく聞いた事あるんだけど来歴なんて知りません。
何だこの問題。 次だ次。



3級
大手CF製作会社を母体とするTYOは最近積極的にアニメ関連会社にM&Aを仕掛けているが傘下ではない会社はどこか?

A:ハル・フィルムメーカー B:ジェンコ C:動画工房 D:ゆめ太カンパニー



全部知らない会社だよ!

3級……恐ろしい!
全然駄目だ。
5問中2問正解。それも1問あてずっぽ。
実質1問正解で、正答率20%。
合格は70%ですよ。
パーセンテージで出てる以上に無理っぽい気がしてきました。

駄目だろこれ。絶対。
こんなの受けたら金の無駄遣い決定だよ。
4級行こう4級。



4級
アメリカの映画興行で初めて一位を取った日本のアニメといえば?

A:千と千尋の神隠し B:ポケモン C:アキラ D:攻殻機動隊



なんとなく分かる問題がやっと出ました。
絶対の自信有りでコレとは言えませんが、こういう時こそ消去法です。
アキラと攻殻機動隊はそんな騒ぎ方はしていなかったので即除外。
残りはAB。 千と千尋は賞を取ったけど興行で成功したような事を宣伝はしていなかったよなー。
というより、ポケモンの海外人気を考えたら圧倒的にコイツが正解で間違い無いと思われる。

正解B:ポケモン

良 し !



4級
羽海野チカの漫画を原作としたTVアニメ「ハチミツとクローバー」
この作品の挿入歌にはあるアーティストグループの楽曲が数多く使用されている。
該当するグループ名として正しいものを、次のa〜dのうちから一つ選びなさい。

A:Mr.Children B:GLAY C:スピッツ D:JUDY AND MARY


ハチクロ見たことねえよー!

うーん、さっぱりわからない。
しかし少女漫画で作者が好きだったりするアーティストの歌詞が出たりするのは良くある事。
そこらが関係してるんじゃないだろうか。
ハチクロの人気が出たのが結構最近の事なので、D:ジュディマリは無いだろう。
A:ミスチルは今も人気あるだろうけど、時代として無いような気がするが自信が無い。
アニメは見たことないけど、映画のCM位なら見たことあるので思い出してみる。
男性の声で歌ってるCMだったようなー。
透き通った感じの声だったようなー。 若い? あ、主演がジャニーズの人だったか。
男性で透き通った声の人って言うと、C:スピッツかな……。

正解C:スピッツ

ぅしゃあっ!

良い感じ!
5問中4問正解で正答率80%。
70%で合格なので充分圏内です。
中々いけるんじゃないかなー。
でもきっちり正解が分かったのは皆無でした。
全部がこうした他の視点からの逆算で、えらい綱渡りした気分ですよ。
ツキが無かったら惨敗しそうな気がする。


でもま、これなら5級は楽勝でしょ。
なんせ高校生以下向き。
アニメ検定の受験料は5級が3700円、4級が4200円、3級が4700円と他の検定と比べて少々お高めなんですよ。
たかが東京の一会場(まだ決まってないのが怖い)でやる紙切れ数枚の試験なんだろうにね。
少々高く搾っても大丈夫だろうという計算が見て取れます。
企画には乗っかるが乗っかる以上絶対に落ちたくないですな。

オタクには薄利多売は通用しないので大概が暴利少売になります。
そんな世界で成功したら一撃必殺な儲けになるのがオタクビジネス。
まずは高くから設定。 流石でございますわー。
くっそぉ、ぜってー合格証貰ってやる。


だから5級に挑戦します!(ヒヨってる)

11月23日に試験受けます。(まだ受験票届いてないけど)




11月9日




俺はアニメ検定を受ける事にした!
正気の沙汰では無いと思われたのか本当に受けるのか再確認されたりもしたが、
勿論本気も本気の超本気だ!

俺を誰だと思ってやがる!
冗談にプライドと金をかけるのが男ってもんだぜ!


人生半分以上を費やして共に戦ってきた相手ですよアニメは。
そんな親友と勝負できるっていうのに退くような選択肢を俺は持っちゃいねえ!
煩悩(とも)との戦いなんて最後の砦にいきなり挑戦してるようなもんだよ。
他のどんな試験に落とされてもだ、勉強不足努力不足と思えど俺の骨芯が崩される事は無いだろう。
しかし!この検定は俺の芯を試す試験なんだよ!
俺の中に立っている大事な柱の太さを試す試験なんだよ!
今!戦いのチャンスを目の前にして立ち向かわずにいられるものか!
見てろよ、見せ付けてやるからな。
男の生き様ってもんを、男の美学ってもんをだ!
俺はやるぜ! 俺はやるぜ!

しかしながらー、今現在やる気満々の俺ではあるけども、ちょっと不安なところもある。
それは、1人じゃ寂しいってことだ。

いや、1人じゃ足りないってことだ。

これから検定まで2週間、素に戻ることだってあるだろう。
途方に暮れる事もあるかもしれない。
テンション上げたまま駆け抜けるのに2週間は、長い。
仲間が必要だ。
共に切磋琢磨できる仲間が!

パーティを組めれば完璧だと思う。
3人いれば1人がヒヨっても2人で励ませるのは強い。
というか2人位巻き込めば俺が満足できる。

さあ、誰を誘おうか。
この日、11月5日。
アニメ検定申し込みの最終日である。
もう時間が無いからと言って状況を余り理解させない内に追い詰めて落とす腹だ。
東京に気軽に来れる友達はそう多くは無い。
更にアニメ検定に乗ってくるような人物となったら極少数……。
ぶっちゃけ2人しかいない。
FUJI、そして真弘さんだ。

FUJIは本物である。
俺の友達の中で一番深い、そして広い。
彼がパーティに入ればオタクオーラは10倍増すること確定である。

真弘さんはノリが良い。
内容がどうだろうと、何か面白そうな雰囲気を出せればノってくれる。
ただアニメに関しては微妙な所で、少し前に少々…程度。
そこに気付かれると断られる可能性があるので絶対に考えさせてはいけない。
何か面白げな雰囲気で押す。 コレ。

まずは真弘さんにコンタクト。
真弘さんはHP(PAPIKA)を持っている事を突破口に、「ネタになるよ」をキーワードに説得開始。
5級だから試験っていうかクイズみたいなもんだから!
俺は超ヤル気だから! 一緒に認定証とやらを見てみたくないか?(多分ちゃちいけど)
大丈夫、申し込みは俺がやっとくから!(お金は出しなさいよ)
鉄板で笑い取れると思うよ!(人を選ばないとドン引きされます)

色んな事を隠しながら説得を続け……

見事、承諾を頂きました!
やったー、道連れ1人ゲットだぜー!


まず1人。
よーしよし、幸先良いじゃないか。
これで寂しさ5割減だよ。
次はFUJIだ。
是非とも手に入れたい人材だよ。


Trrrrrr

Trrrrrr

TrrrrrrTrrrrrr

……

TrrrrrrTrrrrrrTrrrrrr
TrrrrrrTrrrrrrTrrrrrrTrrrrrr
TrrrrrrTrrrrrrTrrrrrrTrrrrrrTrrrrrr
TrrrrrrTrrrrrrTrrrrrrTrrrrrrTrrrrrrTrrrrrr
TrrrrrrTrrrrrrTrrrrrrTrrrrrrTrrrrrrTrrrrrrTrrrrrr


ま、まさか連絡が取れないとは盲点……!!
簡単に連絡が取れると思ってギリギリを選んだというのに、こうなってしまっては追い詰められたのは俺の方だ。
困った。 残り後十数時間。
で、俺は仕事明けなのでこれから寝る。
起きる頃にはタイムアップ数時間前だろう。


さあ、仮想パーティ(道連れ)はどうなる!?





TERRAにも連絡をとってみました。
ただ彼は全ての物事を斜め後ろから参加せずに眺めるのが好きな人なので、
まず乗らないであろう事が話す前から確定しているのであります。
でも確定してるけど! 何を言われるのかM魂が騒いだのでいっちょ話しを振ってみる事にしたのですよ。


「個人的には、否定の一歩手前かな。
 他人がやってる分には許容。
 クリエーターとか全く知らないから多分無理だな。
 逆に、それでも受かる試験に意味は有るのか?って感じだ。
 資格として賃金上がるなら別だが、
 単に自己満足のオナ
キィー!うるせえーー!!


全くゾクゾクするほどの完全否定だぜえー。
待ってろよ。 検定受けて合格して、ちょっと羨ましいって思っちゃう程浮かれてやるからな。




11月16日







アニメ検定 修行編










4級 ノーマルファン級
主に高校生以上の方を対象としています。

5級 ビギナーファン級
アニメやゲームを愛好する一般のファンや、初心者向けの等級です。「海外への進出」など4級以上で要求される専門分野の問題はありません。アニメクイズに近いレベルからの出題となります。




「Gは5級を受けるんだったな」

「ああ、うん。 そう」

「何故、5級を受けようと思ったんだ?」

「簡単に合格できるからねー。 5級なら楽勝」

「バカヤロー!」  バキッ!

「ふ、ふヴェルパフっ!」

「情けないぞG!」

「な、何をするんだ…」

「お前は数字に騙されて大変な間違いを犯していることに気が付かないのかっ!」

「何!? どういうことだ!」

「いいか、確かに5級はアニメ検定の一番下のランクだ。 そうなれば一番簡単な問題が出るだろうと思いがち……しかし、この問題に答えてみろ。

1937年(昭和12年)に公開された、世界初の長編劇場アニメ作品は?

a:シンデレラ b:眠れる森の美女 c:白雪姫 d:赤ずきん

どうだ?」





「ま、全く分からない…」

「では、これはどうだ?

1958年(昭和33年)に公開された日本初のカラー長編劇場アニメのタイトルは?

a:少年猿飛佐助 b:シンドバッドの冒険 c:安寿と厨子王 d:白蛇伝







「検討もつかない…!」

「G…これが5級の問題だよ」

「以前にやった4級の問題よりも難しい気がする…消去法で考える前に脳が絶対に分からないと確信して思考がストップしてしまう…!」

「G、お前は間違いを犯した。 5級だから簡単…それは全てに広く通じた知識を持っていてこその論理!
オタクの世界はそんなに甘くは無いぞ!

「なにをっ!」

「論より証拠だ。 また問題をいくつか出してやろう。 フフフ…答えられるかな?」

1981年から放送されたテレビアニメ「うる星やつら」に出てくる、原作者である高橋留美子の担当男性編集者から名前を貰ったというキャラクターは誰か?


「三宅しのぶ!」

ですが! そのしのぶが不定期連載から週間連載に切り替わった最初の話しで心変わりしたキャラクターは誰か?」

「面堂終太郎!」

ですが! その面堂のライバルの名前は?」

「水乃小路 飛麿!」

ですが! その飛麿の妹である飛鳥を演じた声優の名前は?」

「島本須美!」

ですが! その島本須美はスタジオジブリの作品にいくつ出演しているだろうか?」

「2作品!」

ですが! スタジオジブリ作品唯一の長編テレビアニメは何というタイトルか?」

「海がきこえる!」

ですが! 海が聞こえるの主人公の名前は?」

「杜崎拓!」

「中々やるじゃないか、G」

「簡単すぎるよFUJI。 こんな俺のどこが間違ってる? 5級なんてチョロいと思うのだが」

「次はこの問題だ。 なあに今出した問題よりもっと基本的な問題だからG君なら簡単に答えてくれるだろうよ…」

「そんな問題、時間の無駄だと思うけどな」

「答えてみろ!

今大人気のテレビアニメ。「BLEACH」の主人公の名前は?









テレビアニメ、「ネギま!?」の主人公の名前は?




テレビアニメ、「機動戦士ガンダム00」、何と読む?







「G、どうした? 基本的すぎて世の十代に笑われてしまうような問題だぞ」

「あ…ああぁ…」

「分からんか? G…お前はオタクとして十数年生きてきた…しかし、今現在の人気作を知らないオタクに何の意味があるというのだ!

「そ、そんな事は! 俺は今もアニメは見ている! チェックも怠ってはいないぞ!」

深夜アニメばかりではないか! 昔も今もアニメの王道は夕方5時から8時までのゴールデン!日曜の朝だ! この時間帯に1つでも見ている作品があるか!」

「…しかし…そんな…!」

「オタクだからといって、オタク向けのアニメばかり見ているのは視野が狭いと言わざるを得ない! お前が受けるのはオタク検定ではないぞ、アニメ検定だ!

「…ハッ…」

「G、問題を作る側に立って考えろ。 アニメという膨大なジャンルの中で初心者向けと謳っている問題を50問作るとしたらどうする? メっジャーな作品から問題を持ってきた方がビギナーらしくないか」

「ああ!」

「メっジャーな作品といったら何だ、ドラえもん、サザエさん、ちびまる子ちゃん、名探偵コナン、クレヨンしんちゃん、おじゃる丸、ガンダム、プリキュア、ポケモン、にんたま乱太郎! 長年あらゆる年代層に認められつつ番組改変を生き残った剛の者達が選ばれるのが必然だと思わんか! 1クール2クールで終わるようなアニメの問題は出たとしても少数…。深夜…それも地方局放送のアニメが問題に出る可能性は限りなく0に近いだろう」

「おぉぉ…! 俺の…今の知識は通用しないというのか…」

「それだけでは無い。 お前が得意とするのは80年代から90年代のアニメだろう。 だが4級の説明を見てみよう。【主に高校生以上の方を対象としています】 …考えてみろ、90年代にやっと産まれた子供達が対象だぞ!5級の問題で産まれ立てのホヤホヤ相手に8・90年代の問題を出すと思うか!

「な、な、なんだとおおっ!? 俺の知識で最も濃い部分が全く生かせないという事か…っ!」

「問題範囲は90年代後半から2000年代がいいところ…。 G、今年になってやっと最後までエヴァンゲリオンを見たようなお前が太刀打ちできる範囲ではないんだ!」

「それはぁぁ…確かにィィィ…!」

まだある!




「イヤダーっ! もうやめてくれええぇ!」

いーや、やめん!やめんぞ! お前は目の前の事ばかりに衝撃を受けているようだが、1つ矛盾があることにまだ気が付かんか?」

「なんのこと…?」

「たわけが。 俺がついさっき出した5級の問題を思い出すんだ」

「……!!」

「そう、お前が全く分からなかった5級の問題…あれは昔の問題ではないか」

「そ、そうだ! あれはとてもじゃないがまだ成人していない者に分かるはずがない問題だ! フ、FUJI…それでは今まで言ってきた事と違うだろう!」

「そういうことだな。 昔の問題は出る。 …ある条件をクリアしているならば…」

「わ、分かるように話してくれ! 俺の知識は通用するのかしないのか!」

「慌てるな。 まずはお前にはどん底に落ちてもらわなければならん」

「……」

「5級で昔の問題が出る条件。 …それは【初】がつくということだ」

「初…しょ、初夜? 初夜!!

「お、落ち着けG! 5級には世界初や日本初といったエポックメイキングな条件を満たしていれば昔の問題も出ると言っているんだ」

「おお! 確かに日本初や世界初と書いてある!」

「その通り。 今まで論証したような問題が出るとして、本当にそうなった場合Gには難しいだろうが見ている現役の人達には問題にもならんような設問ばかりになってしまう。 そこでまた問題を出す側に立って考えてみろ。 余り専門的な問題ではなく、それでいて難度がある程度上がって、文句を言われないような問題…」

「それが…?」

「そう、アニメの歴史という問題だよ。 世界初のアニメ、世界初の長編アニメ、日本初のアニメ…勿論そんな所に興味があるオタクはそう居ないよ。 いないがしかし、アニメ検定という試験ならばココは押さえておかなければならない…と言われたら言い返す言葉は無いだろう」

「おおっ! 何か納得してしまうぞFUJI!」

「だが、ここから分かる事はな、Gよ。

5級の問題範囲は

お前が生まれるずっと前と薄い部分ばかりになるということなんだよ!






「フ、FUJI。 FUJIよ…俺はどうしたら…」

「泣くなG。 確かに5級を選んだのは失態だ。 だが分かれば良い。 己の間違いに気付く事から始まるんだ」

「うぅ…俺は…俺は…っ!」

「これから勉強していけばいい。 まだ間に合う」

「本当かFUJI!」

「ああ、その為に俺がここに居る!






11月19日



気が付けば冬。
先週は長袖シャツ1枚で生活できていたのに、何故もう凍死の恐怖を感じているのか。
一気に寒くなりましたね。
昨日寝ている時に不覚にも寝返りをうってしまったようで、脳が危険信号を発して「うあああああぁっ!」と雄たけびをあげながら起きました。
雄たけびて。どんだけ危機だったんだろう。
一気に目も覚めて布団を引き寄せた後も震えが止まらなかったから相当長い間布団を吹き飛ばしてたのかもしれんね。
勿論その日にストーブを出しましたよ。 住んでるだけで死にそうだったからね。
でも灯油が無いのよ。
じゃあ買いに行けばいいんだけどね、灯油をいつも買っていた近所にあるガソリンスタンドが潰れまして。
で、次に近い灯油を売ってる場所っていうのがさ、2キロ以上先なのよ。
ほんっとね。 どこぞのプレッツェルで死にそうになる大統領と中国が調子乗ったお陰で日本のガススタは大打撃ですよ。
うちの近所にはガススタがたくさん有ったんです。
1キロ四方に4店舗はあったの。 それがここ2年でぜーんぶ潰れちゃった。
2キロ以上先のガススタもセルフに改築して人件費を限界まで抑えて頑張ってますよ。
3年前から灯油ってほぼ倍になってますもんね。。
ガソリンはガススタの売りですからどうにか安く抑えようと頑張ってるみたいだけど、その影で粗利の高い灯油はどっかんどっかん上がってる。
仕方なくセルフガススタまで行ってきた訳ですが、そこで90円/1Lでした。
移動販売の灯油なんていったらもっと高いんだろうな・・・。
たった3年前は1000円握り締めて買いに行けばお釣りも貰えたものが、今や2000円でもお釣りでタバコも買えません。
世知辛すぎます。
冬場のエアコンなんて高すぎると思って使ってませんでしたけど、そろそろ選択肢に入ってくるかもしれませんね。
エアコン扇風機コンビのような上手い使い方があればいいのだけど。










アニメ検定 熱闘編














やべえ、素に戻った。





11月22日







アニメ検定 激闘編









馬鹿野郎!」 バキィッ!


ふ、ふヴェルパフっ!

「いきなり素に戻っるとは何事か!」

「い、いや・・・でも」

でもじゃねェ!」 ボグゥッ!

ノゲイラッ! あ、アニメ検定の受験票が来たんだ」

「おお、見せてみろ」





「ちゃっちいな」

「ああ、ちゃっちいな。」

「いや、ま、受験票だしな」

「これ見たらちょっと凹んでしまってなぁ・・・」

「なにを凹むことがある。 これで公認のアニオタになれるってことじゃないか」

「真弘さんの受験票も俺の家の登録で送ったから2枚着た訳ね。 モザイクかけてっけどさ、受験番号がねー・・・」

「なんだどうしたんだ」

「末尾番号がどうやら受験人数らしいんだわ。 んでな、数字が3桁にさえ届いて無いんだよ・・・

「・・・・・・」

「いや、この数字が5級だけの人数だったらいいんだ。 でも、全受験人数かなぁなんて思ったら洒落になってないだろ・・・2ちゃんだが、これを見てくれ。 不安になったんで思わず検索してしまったんだが」

「! スレが立ってから1ヶ月も経ってるのにレスが50にも届いてないとは・・・!」

「過疎にも程があるな?」

「こりゃぁ・・・全受験生が100人未満も有り得るな・・・」

「ここまで乗っかる人が少ないとは思ってもみなかったよ」

「凹むな」

「凹むだろう?」

「試験場は大学の構内らしいが、やたらにでかい教室だったら凍死できるかもしれん」

「そんなことを想像してから勉強なんてできるか! ヤル気になるかよぅFUJIィ!?」

馬鹿野郎!」 バキィッ!

あぁむらヴぃびにっっ!

「そんな事が理由になるか! 人が多いとか少ないとか今回で最後の検定になりそうだとか、宣伝してないからだ馬鹿だとか言いたい事はあるだろうが、そんな事は関係ない!」

「うう」

「時間がもう無いというのに弱音を吐いてる暇などあるか! 時間は刻々と過ぎているんだ、明日だぞ検定は!」

「明日・・・」

「いいか、検定とは己との戦いだ! ライバルが居なくて結構、むしろこれで合格すればレアカード決定じゃないか! お前は今、世界に数十枚しかないカードを手に入れるチャンスを目の前にしてるんだよ!」

「おおうっ!」

「むしろ勉強なんて言葉にかこつけてアニメを見まくるチャンスだと思わないか。 勉強イコールアニメを見ることなんて大義名分はアニメ検定にしか有り得ない!」

「・・・その通りだっ!」

「ようし勉強しようじゃないか、力一杯アニメを見まくろうじゃないか。 Gはそれを許されているんだ」

「FUJI、俺が馬鹿だったぜ。 そうだよな、誰にはばかることなくアニメを見まくっていいなんて、これが幸せって奴だよな

その通りだ。 分かってくれたようだから対策を続けよう。 G、前回言った通り5級はお前の苦手な問題が多数出てくる可能性がある。 勉強をしていかなくちゃならないのは分かるな?」

「ああ、普段見ていないゴールデン番組・・・ここを集中的に頭に叩き込む必要がある・・・」

「もう興味が無いとは言ってる場合じゃないぞ。 新しい世界が開くと思って扉を開け放つのだ」

「ああ、分かってる。 まずは出そうな物としてコナンやブリーチ、ワンピース辺りを覚えておくべきだろうか」

「ふふふ、正直に言おう。 そんなものは俺も知らん!

「フ、FUJI・・・? ならばお前は何の為に・・・」

「ククク、あるだろう。 もっと大切な物が」

「なんだと」

「コナンもブリーチもワンピースも、大人気ではあるが、所詮漫画のアニメ化・・・Gはオリジナルアニメを勉強するべきなのだ」

「オリジナル・・・この人気漫画原作で保険をかけるアニメが多い中でオリジナルとは・・・何がある」









「!!!」

「おジャ魔女どれみ、プリキュア・・・魔法少女物にはオリジナルが多い。 本来は女の子向けのアニメだが子供だけでなく大きいお兄ちゃんを取り込むことによって爆発的な人気を持つ可能性がある」

「よりによって何故そこを・・・」

「俺が好きだからだ」

「・・・」

「いや、それだけでは勿論無いぞ。 魔法少女物はGが最も苦手とする所だからな。 漫画原作があるアニメなら何とかかすかな記憶から正解を導く事も可能だろうが、オリジナルに関しては見てない限り全く分からないだろう?」

「・・・確かに・・・そうだが・・・」

「だからこそ、ここで記憶にひっかかりが出来るようにしておけば対応できるじゃないか」

「・・・すまなかったFUJI、お前の言うとおりだ。 ついさっき諭されたばかりなのにすぐ疑うような眼差しを向けてしまった・・・もう疑うような事はしない、全てFUJIに任せるから俺を鍛えてくれ」

「よく言った、任してもらおう。 だから魔法少女物だ」

「ああ! どんとこい!」

「恐らく年代的に新しい物が検定には出てくるだろう。 つまり魔法少女物で言えば、プリキュア、そしておジャ魔女どれみが範囲に入ってくる。 ククク、大好物だ」

「・・・」

「これからお前に全作品を見ろなんて無茶な事は言わない。 問題として出そうで大事なのはキャラの名前と変身した後の名前、そして声を当てている声優だ」

「なるほど」

「魔法少女物で大切なのはキャラの魅力と声優の声の可愛さだ。 そこで俺が簡単に覚えられるように語呂合わせを考えておいた。 これを覚えればもうどれみとプリキュアはクリアしたも同然!」

「おお、流石はFUJI!」

「いいか、まずはおジャ魔女どれみだ。 この作品は4年間続いてオリジナルアニメも制作された人気作だ。 ここでまずシリーズの名前を覚えてもらう。 おジャ魔女どれみ、#(シャープ)、も〜っと!、ドッカ〜ン!そしてナ・イ・ショだ」

「うむ」

「覚え方はだな。 いもうとどかんどないしよ。(妹どかんどないしよ)!

「・・・! い、意味がさっぱり・・・」

「これは、(#)もうと(も〜っと)どかん(どっか〜ん!)どないしよ(ナ・イ・ショ)と全てのシリーズが内包された語呂合わせになっている。 シチェーション的には妹が俺の膝からどいてくれない的なのを思い浮かべればいつでも妄想と共に思い出すことができるだろう」

「あ、ああ・・・はい・・・」

「さあ、次だ。 登場人物と声優だな。 メインの登場人物は「どれみ、はづき、あいこ、おんぷ、ももこ」の5人。 これはバラバラに覚えても意味がないから大変な所だ。 だが安心していい。 どれみには簡単な覚え方があるので、それと語呂合わせを組み合わせれば完璧だ」

「はい・・・」

「どれみはMAHO堂というどれみ達が経営するお店が舞台になっている。 まずはMAHO堂を覚えておけよ。 このMAHO堂はMAHODOと全て英字で書いたときに登場人物の頭文字になっているんだ。 即ち、MももこAあいこHはづきOおんぷDどれみ) O だ。」

「Oが一個余って」

「黙れ! おんぷタンが2人居て大ラッキー位に思っておけ! つまりMAHO堂を覚えておくだけでとりあえず5人の頭文字は覚えたも同然となるわけだ。 4択は答えが書いてあるのだから照らし合わせれば一目瞭然。 そこで声優の語呂合わせだ。」

「うむ」

「MAHO堂の順番で作ってあるから思い出すだけで全てが繋がる。 それは海行きは秋田ねドルチェ!だ」

「更に意味がわからねえ!」

(宮原永行きは(松岡由貴秋田ね秋谷智子)ドル(宍戸留美)チェ(千葉千恵)! ということだな。 まぁ、海に行くために秋田を選んだドイツ人が居たんだね。ただ日本海側を選んじゃったので寒さが厳しくてな。でまあせめてババヘラアイスだけでも食べたいなって探すんだけどやっぱ冬だから居ない訳さババが。んで心からドルチェ!(デザート)と叫んだんだろうと思うよ」

誰がだよ

「そのドイツ人がだよ」

「そんな話しに登場させられるドイツ人は可哀想だな」

「ああ、全く可哀想だね。 はいでは次」

「・・・」

「これでどれみはもうクリアだ」

「ええ! もう!?」

「そうだ。これ以上を覚えたいなら俺の話しを3時間は聞いてもらうぞ」

「はい、次どうぞ」

「次はプリキュアだ。 こいつももう4年続いている人気作で、どれみと違ってこちらはやっかいだ。 なんせタイトルはほとんど変わらないのに主人公は変わっているんだからな」

「な、じゃあ4作品全てに違う主人公がいるってことか!?」

「実際には被っているのもあるが、似た様なもんだ」

「プリキュアは今現在放送中の作品でもあるし、出題される可能性は高い・・・」

「うむ。 プリキュアは正式には「ふたりはプリキュア」という。 そして「MaxHeart、SplashStar、YES!プリキュア5」の4作品だ。 プリキュアとMaxHeartは2人の主人公にMaxHeatと追加の1人で計3人。 SplashStarは別の主人公で2人。 今放送しているプリキュア5は名前の通り5人の主人公がいる。」

「9人も覚えなくちゃいけないのか! 9人の主人公と変身後の名前と声優名・・・難題だわ」

「弱音を吐くな! プリキュアとMaxHeartは主人公が被るので3人まとめて覚えるぞ。 まずキュアホワイトとキュアブラック、シャイニールミナスがいる。 字面で考えるな白黒光だ。 シャイニールミナスなんて長い名前で覚えるよりただ光とだけ覚えとけ。 プリキュアだから名前にキュアが付く、更に色をつける。それだけだ。」

「シャイニールミナスって全然違うけ」

「細かい説明をさせたいのか」

「すいませんでした。 白黒光! OK!」

「主人公の名前はそのまんま色の音がついているから分かりやすい、白は雪城ほのか、黒は美墨なぎさ、光は九条ひかり」

「なるほど、白黒光だ」

「そこに声優を語呂合わせで重ねればOKだ。 よーし覚えろ、プリキュアってゆーか、本名は田中

「た、田中なのか・・・!」

「プリキュアてゆーかゆかな本名は(本名陽子)田中田中理恵)という訳だ。 多分田中さんがファンの人達から「プリキュアの人だプリキュアの人だ」みたいに役名で呼ばれちゃって本名を覚えてくれないのでちょっと嫌気がさしたんだろうね。 それで思わず言ってしまったと」

「中の人も大変だという事だな」

「ああ、そうだな。 次、SplashStar。 この作品は主人公は2人だ」

「2人なら簡単に覚えられるかな」

「しかし変身後の姿がそれぞれ2種類ある

「勘弁してくれ・・・」

「面倒だぞ。 今度は色は関係無いし、ぱっと見は関連性も無いからな。 主人公は日向 咲(ひゅうが さき)、キュアブルームとキュアブライトに変身する。声優は樹元オリエだ。 もう1人は美翔 舞(みしょう まい)でキュアイーグレットとキュアウィンディに変身する。声優は榎本温子だ」

「もう頭がパンクしそうです」

「ブルームは花という意味なので名前の咲にかけていたりと関連性はあるのだが、チト難しい。 これはもうそのままバシーッと語呂合わせでどうにか覚えるしかないだろう。 とにかく覚えて4択から語呂合わせにあうような答えを選べば良いだろう」

「ううう、どんどん無茶になっていく」

「いいか、それぞれに語呂合わせを作ったぞ。 反論は許さない。 まずキュアブルームだ。 ユーがルームライト、オーレ!

「どんな状況だよ!」

ユーが日向咲)ルーム(キュアブルームライト(キュアブライトオーレ!(樹元オリエ)・・・。 えー、スペイン人の奥さんがだな、旦那に向かってアナタ部屋の電気消し忘れたでしょ!と言おうとした時に不意にテンションが上がりすぎちゃったんだろうね。それでオーレィ!と・・・。」

「・・・はい、そうですね。 良く分かります

「えーと、はい、次行きます。 キュアイーグレットですね。 出来たら復唱してください。 上手いアイーン、インディアン!

「上手いアイーン、インディアン」

「上手いアイーン、インディアン!」

「上手いアイーン、インディアン」

「上手いアイーン、インディアン!!」

「上手いアイーン、インディアン」

「はい、そうですね。 ありがとうございます。 上手い(美翔アイーン(キュアイーグレット)インディ(キュアウィンディアン(榎本子)ということですね。 はい、これは、アイーンが上手く出来るインディアンが」

「続きお願いします」

「はい」

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「はい、えーと、次はプリキュア5ですね。 これは5人もいるので大変です」

「はい」

「語呂合わせを作るのもとても大変なのは良くわかっていただけると思います」

「はい」

「はい、なので、出来ませんでした

「・・・」

「僕はプリキュア5から問題が出ないことを祈るばかりです」

「・・・」

「・・・てへっ」

「・・・」

「以上で、検定前日となりましたが、修行はこれで終わりとなります」

「ありがとうございました」

「ありがとうございました」

「・・・」

「先生は、G君が見事検定に合格できるように草葉の陰から祈っています。 繰り返しますが、僕はプリキュア5から問題が出ない事を祈っています」

「・・・」

「・・・」

「・・・」



明日いよいよ検定当日!




11月28日







アニメ検定 














消しちゃいました…






11月30日







アニメ検定 いざ本番!














馬鹿野郎!」 バキィッ!


ふ、ふヴェルパフっ!

「どんだけ待たせてるんだ!」

「くっ…検定が終わってもう殴られる事は無いと思っていたが…効いたぜ…」

「仕事が忙しいのは分かる、分かるがしかし! 時間をみつけてもカリオストロの城とか見ちゃってんじゃないか!」

「うっ!」

「それも2回見ただろ!」

「1年に1回以上見るのは国民の義務じゃないか!」

そうだがしかし! やることはやらないと収まりが悪い!」

「他にもちゃんと理由はあるんだ、UOとかじゃなく、フリーゲームでもなく、エロゲでも無くだ」

「なんだ、ちゃんとした理由じゃなかったら承知しないからな」

「うむ、鼻毛がだ」

は、鼻毛だと!?

「そう鼻毛がだ。 鼻毛カッターで剃ったら傷付けちゃって、ついでに化膿したらしくて痛いんだわ。 というか物凄い違和感があって集中なんてとてもじゃないができないのよ」

「そんなことで…」

「そ、そそそそんなこととはなんだ! FUJIよ、FUJI君よ、鼻にずっと違和感を感じて顔を洗っただけで激痛が走る辛さがそんなこと程度だというのか!」

「う、何となく納得できるような、同情しちゃうような」

「鼻の中は見れないから…治ってんだか悪くなってんだかを痛みで判断するじれったさ…とりあえず薬を塗ってみたら薬が喉に回っちゃって転がりまわった苦しみがFUJIにはそんなことだと…!?」

「G、すまなかった」

それだけじゃあない!

「まだ……」

「うむ、家がだ」

「今度は家だと!?」

そう家がだ。 2階に住んでる人なんだけどさ、時々深夜に高いところから飛び降りたような衝撃音をたてたりする人でね。 俺の中では深夜でも受身の練習をかかさない真面目な柔道家という設定で暖かく見守ってきたんだけど」

「お前の家は柔道家やらジャイアンやら可哀想な人が多いな」

「それが最近ひどくなってきてねぇ」

「それは…試合が近いとか…」

それなら仕方ないんだけどね。 最近は何かカリカリとかガリガリとかガタガタとかチューチューとか鳴り出したんだよ

「G! それは人以外の可能性が!」

なんだってーー!? ……いや、分かってる。 流石の俺も気付いたよ。 どう考えてもネズミです」

「おまえどんなとこに住んでるんだよ」

「人生初ネズミだよ。 今までハムスター以外のげっ歯類に関わった事など無かったのだが…。 それがまあ一日中いつカリカリ言いだすかわからないわけだ、ネズミだし。 そんでな、カリカリカリカリとネズミが我が家の大切な壁とか柱をヤスリ代わりにしてる音が聞こえるのよ。 結構怖いよ、この音。 で、しばらくすると上の階からドン!と」

「ああー…柔道家は受身をしているわけじゃなくて…」

「そう、ネズミの出す音が聞こえると床を叩いて驚かせてたんだわ。 で、今までネズミは俺の部屋の上じゃなくて違う場所にいたんだと思うんだ。 これまでは叩く音だけしか聞こえてなかったから」

「なるほど」

「だから叩く音だけ聞いて、これは受身の練習だ、と。 そう思ってきたわけですよ今まで」

「うむ」

「つまり…上の階の奴を柔道家だと思って暮らしてきたのは悪かったと思うがー、お前がネズミを寄せつけてるのか!と、こうも思ってしまうんだよ!」

「いつか2階が降って来るかもしれんね」

「全く来年の事を言うと鬼が笑うと言うが、来年の干支が自らやってくるのは吉兆と言えるだろうか」

「何言ってんだG。 いや悪かった中々生活感溢れる理由だったよ。 よし、分かったからアニ検の続きを書こう?」

「もうこれだけ書いたんだからアニ検の事は次回でいいんじゃないだろうか」


馬鹿野郎!」 バキィッ!


ふ、ふヴェルパフっ!






オタク者、五反田に立つ。


試験場所は立正大学。
試験開始は10時40分。
余裕をもって朝9時に集まって軽く朝マックしてから出発しました。
初めて行く場所ですけど1時間もあればつくと思う。
立正大学の最寄り駅は五反田か大崎で、とりあえず先に到着する五反田に降り立ってみました。
初めて降りるぞ五反田。

気持ちを戦闘態勢に切り替えて五反田で降りる人達を全員敵と認定し、このオタク野郎共が!などと小さく威嚇してみるが、降りる人達は俺よりはるかに一般人だと思われます。
真弘さんは合格できてもできなくても良いみたいなので全く覇気が感じられない。
むしろ眠そうだ。
気合入れなさいよ真弘さん!



駅を出ると分かりやすく立正大学への道案内看板が立っていました。
これは迷う事もなくいけそうです。

わたくし、専門卒で大学に行ってませんので、大学というものがどんなもんだか馴染みがありません。
兄貴が通っていた大学に行った事はありますけど、ド田舎にあったので広大な大学でございました。
こんな都内の街中にあるような大学はどんなもんなんでしょうか。
すっげえちっちゃい大学ってあるの?

道案内通りに歩いてるんだが、大学ってよりも住宅街に入っていくような道を通っていく。
大丈夫? ホントにこの道でいいの?
受験票の葉書にも道案内にも徒歩5分って書いてあったけど、もう10分位歩いてるけど。






道を曲がると、いきなり目の前に大学っぽいものが。
おお、着いたか。
すっごい狭い門が目の前に見える。
なるほど、こんなもんですか大学。









なんつって、閉まってるし。

ここ裏門らしいし。
正門ってどこだかわからんし。

時間は10時20分過ぎ。
これから正門目指してグルっと回らなけりゃならんのか。
だ、大丈夫か…?






回りこめる大通りまで戻って正門目指してレッツゴー。
するとすぐに正門とは違う門が。
そうですか、ここでも無いんですね。

なんというか、アニメ検定受けるんだね、俺。
なんとなくこの標識に従ってはいけないんじゃないかと思いつつも、大学方向に向かっている受験者らしき人達がパラパラ見えたりしてちょっと緊張する。
ちゃんと受験者いるんだろうな。



正門到着。
スタッフも結構いて、なんとテレビの取材まで入ってるみたい。
カメラ構えた人が何人かいました。
そりゃもう避けるように進みまして、無事受付も終了。
というか葉書見せながら入るだけだけど。

大学構内から写真はNGとのことだったので写真はありません。



こんな用紙を受付で貰いまして、受験番号の教室へ向かう。
なんだか600番台まで受験番号あるみたいだけど、ほんとにそんなに集まってるんだろうか…。
結構スタッフもいたから実は盛り上がってるのかな。

ちなみに他にも取材もOKな特別教室があったりしたと思う。
一般受験者の他に声優さんだとか芸人さんだとかメイドのコスプレしたお姉ちゃんだとかが受けているはずなので、そういう人達を集めた煮詰まった教室が。
や、コスプレした姉ちゃん達は素かもしれんけど。

以前の更新で書いたとおり、俺は2桁台の受験番号です。
それも申し込みをしたのは締め切り3日前位。
それからどれだけ集まったのか、非常に怖いところでありますよ。
俺が到着したのが結局試験開始10分前程だったので、教室に入るとほぼ席は埋まっていました。
俺は2階の326教室。 0161〜0120番が受験します。
つまーり、この教室が埋まっているなら120人は受験者がいるっていうこと。
席は埋まっていました。
よ、良かった……受験者2桁じゃなかっただけじゃなく、5級だけの受験人数でホント良かった…!

じっくり周りを見渡してみたかったんだけど、俺の席は前の方に配置されていて見えませんでした。
みんな黙々とアニメ検定公式問題集なんぞを開きながら勉強してます。
いやー、何か皆真面目。
アニメ検定といえど、経済産業省後援の公式検定ですからね。 中々ピリピリした空気が満ち満ちてますよ。
あー、こういう雰囲気久しぶりー。
とりあえず鉛筆と消しゴムを取り出し(筆箱を出しておくのは禁止)、受験票と懐中時計を机の前にセッティング。
携帯の電源を切って準備万端。

よし、これから俺はアニメ検定に本気で挑む!




10時40分。
教壇に座っていた試験官が時間ピッタリに説明を開始。
別に配られた注意事項を読み上げていきます。
こういう事務的な感じが緊張感出るなぁ。
ワクワクする。

回答用紙と問題用紙が配られ受験番号・名前を書き込んで合図と共に試験開始!
時間は60分!


よーし

やったろうじゃねえかあ!














「……というわけで。 受けてきたよ検定」

「……で、どうだったんだ出来は」

「12月の半ばに合否通知がくるはずだからそれまで待ってもらえないだろうか」

「アホか! そんなに待てるものか!」

「うーん、難しかったような…そうでもなかったような…バカにされてるような…アニメファンじゃなくてもとりあえず合格位(正解率6割)はできるんじゃないかと思うような…」

「そ、そうか…っ」

「よくわからん感じだ。 試験は30分経過時点で終わっていたら途中退席してもいい事になってたんだけど、30分経った時点で俺は見直しを2回終えていたよ

「じゃあ満点を取る自信がある?」

「絶対無い。 全く分からんのが幾つもあったもん。 分かる問題は考えるまでもなく分かるけど、分からん問題は考える余地もなく分からん

「ま、そういうもんかもな」

「そうね。 だから余り頭を使った気がしないからやりきった感覚が無いのよねー。 簡単だと思う自分がしっかりオタクだったのか、5級が簡単すぎたのかがわからんのよ」

「結局は知ってるか知らないかだもんな」

「順位でもないしね」

「いやしかし、これで合格してなかったらどうする」

「まず有り得ない話しだね。 もし不合格だったら…そうだな、近所のコンビニでエロ本買って領収書もらってきてやるよ

…それは既にやったことあるだろう!

「くっ!」

「他の案を出せ」

「じゃあ、募集で


ということで不合格だったときの罰ゲーム募集します。
ただ名前を書き忘れた位の事がないとまず実行されないと思われますが。


結果は2週間後!!





お知らせ
不手際で11月28日に更新した駄文を消しちゃいました。
データを全部上書きしちゃったので復活できないんじゃないかと思います。
ま、書いたのはただの愚痴ですんで問題は無いんですが、ちと悲しいですね…。