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挑戦状? ムーン 【2006/11/16 00:16:37】[削除]
初志貫徹でコインランドリーを探すたびを続けようか、それともフランス外人部隊に入隊して
M魂を満足させようか、脳ミソが溶けてなくなるくらい悩んだ結果、 コインランドリーを探す旅を続けることにしたそうじゃ。
旅といっても、Gさんの所持金はたった300円。 電車に乗ったりフランスパンを買ったりしたら、あっという間なくなってしまったんだと。
じゃが、パンツを愛する心に国境などない。 パンツに行き先を書いて道端に立てば、パンツ仲間が必ず助けてくれたそうな。
その上、Gさんが日本から来たとわかると、新品のパンツをプレゼントしてくれたんじゃと。
たくさんのパンツ仲間に助けられて、世界的に有名なミネラルウォーターの湧く場所にたどり着いていたんじゃが、
いっくら探しても、最新のコインランドリーはなかったそうな。 仕方ないので、近くにあった泉でパンツ山を洗濯してみたんだと。
そりゃ、一生懸命に洗ったんじゃが、名水とはいえ、しょせんはただの水。 Gさんの色んなエキスがこびりついたパンツは、ちぃっともきれいにならなんだ。
それでも、日々ひどくなる匂いだけでもなくなればとパンツ山を泉に放り込んで、 足で踏んでジャブジャブと洗っておったんだと。
ひどかったパンツ山の匂いもだいぶとれてきた頃、泉の隣にあった工場から、
鬼のような顔をした男が出てきてな、言葉はわからなんだがすごい剣幕で怒っておったんで、 Gさんは、大急ぎでパンツをかき集めて逃げたんだと。
後日、Gさんが言うことにはな、今、考えてみると、ありゃぁミネラルウォーターの瓶詰め工場で、
あの泉の水が世界に発送されてたもんだから、あの男はあんなに怒っていたんだな。と。
そんなわけでな、某ミネラルウォーターには、いまならもれなくGさんエキスが入っておるそうな。
ちなみにそのミネラルウォーターの銘柄は、いくら聞いても教えてくれなんだ。
おっと、話しがそれてしまったわい。
命からがら必死に逃げたGさんは、追っ手が来ないのを何度も何度も確認して、 やっと人里離れた教会にたどり着いんだと。
あるべきはずの、セーブポイントはいくら探してもなかったそうな。 仕方ないので、パンツを一枚一枚、教会の長椅子に干しはじめたんだと。
半分くらい干し終わったあたりで、ふと気付くと反対側の長椅子に Gさんと同じようにパンツを干している男がおったんだと。
二人の干すペースやパンツの枚数は、ほぼ互角。
パンツを愛する二人の間に言葉はいらない。
無言のうちに戦いの火蓋は切って落とされた。 ただひたすらにパンツを干し続ける二人。
パンツをめぐっての激しいバトルが繰り広げられたのであった。
やがて、両側の長椅子はすべてパンツで埋め尽くされた。
ここにたどり着くまでの間に、パンツを干す技を極めた二人の姿の、 神々しさは口では言い表わせないほどだったそうな。
そして、二人に最後に残された物干しスペースは…
ヴァージンロードのみ!!
戦いの最後は、今、思い出しても、ちびってしまうほど熾烈を極めたそうな。
最後の一枚……っというところで、Gさんのパンツがなくなってしまったんだと。
さかのぼること数時間前、パンツを洗っている時に「今履いている(以下略」と思ったんじゃが、
「パンツの中の野獣(自称)にこれ以上ファンが出来たら困るしー」と思い直してしまったんだと。
あぁ、あの時にパンツの中の野獣(自称)のことなど気にせずに洗っておけばぁぁぁ!!
Gさんはその時ほど、パンツの中の野獣(自称)の雄雄しさを悔いたことはなかったそうな。
そんなわけでな、Gさんは結局、その戦いに負けてしまったんじゃが、 パンツを愛する二人の間には、友達以上恋人未満が満ちあふれていて、
勝ち負けなどという、ちっぽけなことなど、まったく意味のないことになっておったそうじゃ。
そしてGさんは得意のボディランゲッジで、その男の名前を聞いてみた。 男は、照れくさそうにニッコリ笑って「オージー」と答えたそうな。
その夜、同じ屋根の下で過ごした二人の、パンツの中の野獣(自称)同士がどうなったかは…
世の中知らんほうがええこともあるんじゃ…
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